cogme

サービス概要

cogmeは、株式会社エイプリルナイツが運営する、ゲーム仲間と繋がることができるプラットフォームです。このアプリは、つながれる相手が友達の友達までに限定されているため、身近なユーザーとだけ安心して繋がることが出来ます。
今回PRISMでは、このアプリのペルソナ策定からUXの設計、アートディレクションやデザインのテーマに至るまで、顧客に求められるプロダクトづくりの支援を致しました。

サマリー


クライアントのニーズ

・新しく作るアプリについて、ニーズの有無とそのペルソナ像について調査してほしい
・ペルソナに設定したユーザーに対し、適切なUXが提供出来るよう、体験の設計をしてほしい
・cogmeのペルソナに愛されるようなブランディング・デザインのポイントを整理したい

PRISMの対応

・アンケートを実施して、サービスを必要としているペルソナ像を見出す
・顧客の潜在的なニーズと、サービスを通じて解決できる課題を抽出
・上記に基づいたサービスの設計

 

■ プロセス

アンケートの実施

cogmeの既存ユーザーに向けて、ゲームをする中での課題感やニーズを探っていきました。
その結果、見えてきた課題は「信頼できる人との繋がりを持つことが出来ない」というものでした。ゲームを通じて不特定多数と繋がることは、刺激的で新しい気付きのきっかけにもなりえますが、同時に人間関係のトラブルに巻き込まれるリスクや、相手に気を遣うストレスが多くなり、人と繋がることに対して積極的に踏み出すのが難しいという傾向がわかりました。

リーンキャンバスの作成

アンケートの結果を鑑み、最も新しい繋がりを作ることに消極的であった社会人ゲーマーにペルソナを定め、リーンキャンバスを使って顧客の課題と解決策、サービスについて整理をしました。アンケート実施で見えてきた課題に対し、ゲームでつながる不安を楽しさに変えるために、繋がることの出来るユーザーを「友達の友達」に限定することで、安心できるコミュニティ空間の提供をめざす、という解決策を見出しました。

プロトタイピングの作成〜検証

アプリのUIを設計し、実際にユーザーにサービスを使ってもらいました。その中で、そのサービスが本当に価値あるものかどうか検証をしました。
UIを作るだけではなく、サービスに触ってもらいながら実際に使ってみてもらうことで、円滑にリアルなフィードバックを得られるとともに、プロダクトを可視化することによって空中戦になりがちな議論を、よりリアリティのある有益なものとすることが出来ました。

UX,UIデザインの設計

UXを設計する上で「ユーザーへの信頼感」を重要視したため、個々人のパーソナリティを明確に示しました。プレイしているゲーム、ゲームにおけるロール、好きなキャラクター、ゲームのレベル感など、その人の趣味志向やレベル感、人となりがわかるような設計をしました。更に、ユーザー同士での相性をわかるようにして、繋がりを作るためのハードルを低くしていきました。

アートディレクションのサポート

ブランドとしてどんなイメージを与えていきたいか、どんなキーワードを伝えていきたいかをブレストしました。その中で出てきたキーワードを抽出して、タグラインやグラフィックデザインを複数案制作し、その中からよりサービスのイメージに近い案を選定していきました。